オーナーの1965年20ft. Globe Trotter

移動店舗のため車検を取得します。

当方の土地は固定で店舗を営業でき

る土地では無いためにあくまで移動

販売車としてナンバー有りの車両で

開業申請します。固定の小屋として

出店可能な場所であれば、トレーラ

ーは仮設小屋として車検とは関係無

くお店にできますので土地の条件は

自治体で確認をとってから計画を進

めていくのが大切な一歩ですね。

今回は内部撤去とともに法定装備を

付けてまずは車検にむけた作業です。

全方ランプ類、ブレーキ関係も新調。

バンパーコーナーはカットされていたので

空間にうまくはまるテールランプをセット。

バンパーとボディーもアルミでカバーし

まとめました。

◆特徴ある赤い丸目玉の顔

後方マスクの赤いレンズは名前が

BARGMAN No'99といいます。

そんな名前を会話で使うようになったら

相当のマニアックになっている証拠

ですが、オーナーになるとは、そういう

事なのです。パーツを知るそして交換

する維持管理する当たり前のことです。

50年代後半から60年代末までの一部

で今のレストアに欠かすことのできない

(顔の中の赤い◎の目でかわいいので

まさにアイキャッチ)プラスティックレンズ

で今は簡単に復刻盤REPRODUCTION

が手に入ります。上の写真でリンク。

この年代すべてのオーナーが感謝感激

するパーツです。ウエディングケーキ型

とも言われてますがオリジナルは無理

もない事ですが割れています。

今となってはパーツを

簡単に買えますが当初はなかっので

割れると困ったものです。プラスチック

は60年以上の寿命はきついですね。

50年代中期まではガラスです。下の写真

は1949年のガラスPell Liteというブランド

綺麗でうっとりするほど。ガラスは割れな

い限り美しい色彩は維持されます。

 

今レストア業界で世界の人が購入して

いるパーツの原形は私のコレクション

車体からのコピーで金型をアメリカで

作り再販したものです。今はどうなの

か情報は知りませんが最初はそうな

んです。

 

◆レンズを取るともっと悪いことに

下の写真のようにボディもほっとくと

やがて穴が開きます。幸いにも

今はアッセンブリーごと交換できます。

過去に無いときは台東区のヘラ絞り

職人工房で無理にお願いして少ないロット

で一枚一枚手作りしてらっていました。

そうしたことができることも実はすごい

永続的な基礎設計要素です。

ソケットはどの時代でも

錆びるとダメになってますから交換です。

アメリカでもパーツ難だったのですが

広いアメリカなのでデッドストックを

探せば運よく買えたのも確かです。

しかし、Vintage AIRSTREAMの修理

において金型起こし造れば売れると

思ったある友人はこの業界のユーザー

に大きく貢献したわけです。

たまたま、その彼の友達に程度の良い

原形を持っている日本人(私)と、近くに

ABS射出成形工場の友達がいました。

VTS下記リンクのWEB SHOPを開始

した販売者との繋がりがたまたまあっ

たのです。VTSのオーナーはとにかく

www.vintagetrailersupply.com

必要なパーツは仕入れたい一心で

わざわざ日本のわたしからも仕入れ

ようとして連絡してきたこともありました。

もちろんアメリカでやれることはアメリカ

でやった方が安くなるのが道理です。

実話のパーツの余談でした。

VINTAGE TRAILER SUPPLYは買い

やすくまめられ需要あるものがいつ

でもネット注文で買える無くては

ならないお店です。すぐ届きます。

でももう訳有で売ってないものも多く

在庫切れで待つこともモノによっては

有ります。欲しかったパーツは半年

遅れで再ストックのお知らせも来ます。

余裕のある人は

単体で作るか少量量産して売ること

のできる世界です。制約も無いとは

言えません。自分の車体に必要な

パーツは自分で備蓄するのが良い

かもしれません。

 

もちろん代用品はありますがそれで良い

場合はそれで済みます。ここも答えはオー

ナーの価値観や事情の中にあります。

下写真はカーブサイドの各種不要開口の

塞いだ後です。

新しいドラムブレーキとショックアブソーバに

入れ替え塗装ベアリングも交換リパック。

無事に予備検査通過です。

室内はレイアウトプランを検討してます。モック

アップで仮イメージを実際の空間でオーナーと

確認後最終図面にまとめます。

段ボールや板で空間を見てもらいイメージと

実際の空間を確認。冷蔵庫は位置が変わり

後方からセンターへ。重いので車体バランス

も考えて良い結果になりました。

室内はもともとダークグレイ、オーナーは白を

選択しますが偶然にもコーポレートカラーの

ターコイズブルー系の色は塗られていたので

これも選択されました。寸法関係もほぼ決定

具体的に組み込むパーツや準備が整います。

タンクと冷蔵庫は入換になります。

 

給水廃水の両方とも200リットルのものです。

大きな空間を必要としますのでシンクの下は

ギリギリです。空間の狭いシンクしたには通常

のRVでもP字排水トラップはスペースを取る

ために排水だけ流れて臭気の上昇を止める

タイプのものも最近出ています。

冷凍庫ギリギリのスペースにちょうど寸法の

合うものもあります。一方通行バルブも

いろいろあります。大きなタンクは取り外せ

洗浄できます。

シンクは一つは自動水栓で手を洗えるの

が法律条件ですが安価で手に入ります。

運よくコーナー用にアール状のものが

入りました。

下は冷蔵庫の上が調理テーブルになって

カウンタートップ天板とのすきまに小物が

入る設計で引き出しケースの高さです。

カウンター調理台を前から見るとと右手は

窓側のカウンター天板で最低限の強度で

薄いものを使用しています。

下のモックアップの段階と比較するとほぼ

イメージができています。明るくなりました。

フロント上部に小さなエアコンを無理矢理

入れています。室内機の上部吸気エリアも

開口カットしてみましたが排気はもっと開口

が必要です。なんとか使用は可能な状態。

オーナーテスト喫茶の試験中

下の写真はテントタープタイプのオーニング

はロール巻き上げ形式より簡易で安価です。

もともとはロール式ではありませんでした。

軽くてフレキシブルなのでVintageには良く

似合います。布だけですから比較的安全。

取付・取り外しは少し運動になります。

トレーラーは完成し無事に保健所の審査も

通過トウモロコシ畑を背景として移動販売の

カフェはスタートできます。しかしインフラとし

て下の図のように運用に適したレイアウトと

必要な給排水配管・電気等を接続します。

浄化槽はもともとあるので管の部分的な

埋設をしますが移動販売車の方にはホース

で接続。必要に応じて脱着できる仕組み。

発電機による稼働と水タンクによる通水

排水もレギュレーションで試験されます。

下の写真は1962年16ft.Bambi(下段)と1969年

27ft.OverLanderで並べるとイメージ出来ます。

実質的に公道を走るならある意味日本での

限度かもしれません。固定設置型は別です。

今後も追加情報や別の視点から見た記事も

掲載していきます。CAFEに限らず移動の

自由空間としてご検討ください。ご質問等

はホーム下にあるメールでお気軽にどうぞ

お待ちしております。

ホームに戻る